台湾



初めて来たのに、前にも来たことがある気がするのは何故だろう?
古いレンガ造りの建物が並ぶ街。
山積みになったドライフルーツやスパイス。
どれも馴染はないはずなのに、小さい頃のセピア色の思い出が溢れてくる。
ふんわり漂う漢方の香りを感じながら目的地まで歩いていく。 

たどり着いたのは永楽布業商場。
どっしりとした、格段に古い建物は入るのにちょっと躊躇する。
1階を覗くとどうやら食品市場。
現地の人で賑わうテーブルの横で、おばちゃんがミシンでお裁縫をしている。
本当に目的のものはあるのだろうか…? 

恐る恐る階段を上ると、そこは華やかな布の世界!
所狭しとお店が並び、通路に溢れるくらいに商品が並んでいる。
その中でもひときわ目立つのが台湾で長く愛されてきた「花布」。
ピンクに赤、大ぶりな牡丹や薔薇が布の中で華やかに咲いている。
背景色もまた鮮やかで、見ているだけでわくわくが止まらない。
気になった生地があれば思い切って店員さんに声をかけてみよう。
中国語が怪しくても、元気な挨拶とジェスチャーで大丈夫(多分)。
お気に入りの花布を見つけに行こう!

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